つぶされてたまるか!
不当・違法な徴収行政をただす

 経営環境が厳しくなる中で、増税や負担増で、税金や国保料(税)などを払いたくても払えない納税者が増えています。一方で、国や自治体等は、納税者の実状を顧みない人権無視の滞納整理を行っています。  民商では、「納税相談においては、納税者の話をよく聞き、実態にあった納税を認めること」、「営業や生活の継続が困難になる無理な徴収はやめること」と相談・交渉を行っています。

問答無用の徴収に抗議 本人の納税計画を認めさせる
北名古屋民商

 北名古屋民商に地方税滞納整理機構(以下機構)から問答無用の差押えを強行された二名が相談に来ました。さっそく、橋本会長はじめ七名と一緒に北名古屋市徴収課に抗議し、納税者の事情にそった納付計画を尊重するよう申し入れました。参加者は「職員が納税者を怒鳴りつける態度で接したことは謝罪すべき。市とは『個々の実状を聞く』と認識を共有している。事情を聞くことなく差し押さえた事は横暴」と機構の対応を厳しく追及しました。

借りてでも払え 怒鳴られる
 本人は「九十万円の売掛金が入金された口座を差し押さえられ、解除を求めると、『残りを借金してでもすぐに払え』と怒鳴られた」、「十三万円の預金を差し押さえられた。必死に納付してきたが、職員に『残りを借金して納付に充てろ』と命令口調で言われた」と実状を話しました。
 市は「担当職員の言動は調べます。督促状が送られたら連絡をしてほしい。納付しなければ差押えにつながる。機構と納税計画を話し合ってほしい」という回答に終始しました。
 しかし後日、三か月の収支を持って機構と話し合うと、①毎月の収支状況を報告すること②収支に基づき納付金額を報告し納付することとなりました。「はじめの頃の対応とは全く違い丁寧な対応で驚きました。収支報告も認められ、差押えもなく納付できることになり、安心しました」と話しています。

国保税の一括納付迫られ 一宮民商
 昨年九月から運送業を始めた一宮民商のAさん。今年の確定申告後、一宮市税務課から電話があり「三十万円あまりの国保税の滞納を払って下さい」と電話があり、「もう少し待ってくれないか」と話すと、「一括で払って下さい。出来なければ月七万円払わないと差押えを検討します」と話すだけでした。Aさんは、両親・妻・大学生から幼稚園までの子どもがいて、夜中と昼間にトラックにのり体力も限界。それでも、売上からトラックのローンやガソリン代などを引かれ必死に生活をしています。
 困ったAさんは、確定申告の時に民商と納税の相談をしたことを思い出し、相談に来ました。橋本一宮市議も「生活が最優先。その上でいくら税金を払えるか一緒に考えましょう」と言われ、少し安心しました。
 後日、市役所の職員と面談し「市民の事情をよく聞いて、一緒に考えるのが行政のあり方。差押えありきの姿勢は改めるべき」と抗議し、民商での相談を活かして、Aさんは自分で今の状況と今後の納税計画について話しました。市の担当者も「事情はわかりました。今年発生する国保税を優先して納付し、無理のない範囲で過去の分を払ってほしい。誠意を見せてくれれば差押えはしない」と約束しました。
 Aさんは「相談して良かった。これで安心して仕事ができる」と喜んでいました。

税制を知らないあなたが悪い 名古屋西部民商
 名古屋西部民商のBさんは、ささしま市税事務所から電話で償却資産税のお尋ねがあり、どんな税金か質問すると「知らない事を他人のせいにしている。償却資産税は申告が必要なんだ」と高圧的口調で言われました。  Bさんは、「必要なことは申告する。あんな言い方をされて腹がたって仕方がない」と民商に相談しました。

課長は非を認め、職員が謝罪
 翌週、役員・事務局とささしま事務所へ抗議に行きました。Bさんが職員とのやりとりを説明し、抗議して改善を求めると「担当職員から聴き取りを行いました。ほぼ言われる通りだと思います」と回答。坂野会長は「税について無知な市民に対して、知らない事がいけないことと決めつけ、罪人扱いする言動は許せない。毎年の交渉でも職員の言動については要望している」と抗議。Bさんも「まるでテレビの借金取りのようで足がすくんだ。相手の顔が見えず、事情がわからないのにあんな高飛車な対応は改善してほしい」と訴えました。課長は「言われる通りです。今後こうしたことがないように教育します」と回答し、担当職員はBさんに謝罪しました。
 Bさんは、「思っていたことが言えて胸がすっきりした。民商のように話や相談できる場所があって良かった。民商を知らない人はどうしているのでしょうか」と話し、商工新聞を購読しました。 人権無視の徴収への対応を話し合う(北名古屋)

やっとかめ
愛商連平和学習会
 九月一八、一九日に全国業者青年交流会が静岡の掛川で開催される。「俺よりスゴい奴に会いに行く」というテーマの通り、全国から本当にキャラクターの濃い業者青年が集まる楽しい交流会。私も実行委員となり、都道府県対抗イベントや様々な分科会を企画している。▼業者青年が楽しく交流することはもちろん、今回は「民商の未来の活動家をつくる」ということも目標のひとつ。まだ民商のことがよく分からない人たちにも楽しく関わってもらえるのではと考えている。愛知からは参加者みんなでバスに乗って掛川に行きます。一歳以上の子どもなら保育も完備しているので、ぜひ家族でも参加してほしい。▼そして、交流会にむけ、愛知でも青年部の仲間を増やそうという取り組みをすすめている。部会や対象者訪問に呼んでいただいて、県青協役員が訪問し一緒に行動したい。私は今年も原水爆禁止世界大会へ参加する、その話なども業者青年たちとできたらと思っている。
愛青協議長 山本裕喜